シンプルライフ

理系大学院生の生活|ブラックなのか?実験とか論文はどんなかんじなのか?

理系大学院

そこは果たして学生期間を2年延長したモラトリアムなのか

はたまた、ブラック企業よりブラックな研究室の奴隷となるのか

結論から言ってしまえば

 

研究室による

以上!

 

大学までのルールは
基本的に学校単位、学科単位で決められているものしかない

それが研究室になると、研究室単位のルールができる
それを決めるのは教授

だから研究室による

さらに言えば研究室ごとにテーマが全然違う
研究室の中でもテーマが違う

難しいテーマ、実験が成功しにくいテーマになってしまうと苦労するし
テーマ設定が上手でさくっといい感じになる人もいる

これは文系の人が所属することになることが多いゼミもそうだろう

 

と色々ある以上、一概にこうだとは言えないし

もし進学を考えているなら、研究室訪問して学生に聞くなどの工夫は必要

 

そもそも大学院進学ってどうなの?て方は以下記事へ!

理系大学院進学のメリット、デメリット 理系大学院 なんだか、いかつい響きだが 奴らは一体なぜ大学院に進学したのか、そして進学してどうだったのか? かくい...

色々ある研究室生活の一例として

自分の物理、実験系での大学院のやったことをご紹介

こんなかたにおすすめ

理系大学院への進学を考えている

理系大学院生の生活に興味がある

 

研究室はブラック企業なのか?

大学院生というのは

学生でもあり、研究者でもある

座学が重要なテーマであれば、授業への参加や、教科書を読むような勉強も多いが
そうでない限りは研究をする

研究は明確なゴールがない
まだ誰も見つけていないことを新しいことを見つけることが研究

 

まだ誰も見つけていないことをやるんだから当然大変
立派な仕事になりうるものだ

実際、研究者というのは職業になる
なのでアメリカの大学などでは給料がでる

一方、日本の大学では基本的に給料が出ない、基本修士でやめるからという違いもある
(実際、博士まで進学することを条件にすれば月20万円くらいもらうようなプログラムもある)

 

やることは研究者的なことを含みつつ、無給でやるというのが大学院

そういう意味では中々ブラック

 

で、そんな大学院修士課程ではどれくらい「やらねばならないルール」のようなものがあるか

そこが最初に行ったとおり研究室次第

 

例えば、自分の研究室はコアタイム(必ずいなければいけない時間)なるものはなかった

たあだ、毎週ミーティングはあるので、そこである程度進捗見せられないと

「あれっ、一週間でそれだけ??」

みたいにはなる

とぅーん
とぅーん
こう言われないような見せ方、伝え方の工夫も1つの能力!

となると必然的に、研究室滞在時間は長くなる
同期は基本8時間はいた

ここではそれが嫌だったといいたいわけではない

そもそも大学院に進学した理由はなにか?
言われたことを言われたとおりにやるためではない

研究をするために行く

そこで2年間である程度の成果を出そうと思ったら
社会人と同じくらいは当然やるよね!てだけの話

 

そうはいっても
週休3日にしちゃって、滞在時間も6時間くらい
成果も大してださない

みたいな人もいので、神経さえ図太ければ
かつ、研究で成果をださなくても卒業したいだけならば

そういう生き方も、研究室次第でできる

 

 

ただ、一方で、コアタイムがある研究室もある

とぅーん
とぅーん
なんと別の研究室の同期なんかは
スーツで研究室行くことが禁止なんてことも!

たとえ就活の時期であろうとダメ

「就活をするのは勝手だが
大学は研究をするための場所なのでそれを大学の持ち込むな!」
とのこと

教授にばれないように研究室内にスーツ置き場をおいて対策していたらしい

 

やる内容も、かなり口出しする教授もいれば
全然口出ししない教授もいる

前者の最たる状態が、やることは基本教授に決められてしまっているような状態
後者は後者で楽なようだが、「結果がでなくても知らないよ」という意味なので困った麺もある

とこんなかんじで
時間の使い方は完全に研究室次第

自分は基本10時-19時をベースに滞在してた

でも昼とか夕飯とかゆっくり食べてたし
実験の待ち時間とかは、結構居室内で談笑してたし

ときに実験や研究の話をし
ときに全然別の関係ない話をし

中々楽しかった

 

ただ、研究室によっては、居室内ので雑談禁止なんてところも・・・

時間の使い方は研究室次第なので

入りたいと思っている研究室にそこらへんは聞くこと推奨!

実験など研究活動

物理、実験系の研究室の大学院生の研究活動は

主に実験

 

理論系もあるが
それこそ新しいことを見つける

となったときに、理論で戦うってなると
「相当頭よくないとダメじゃん!」

ということで実験系にした

 

実験系は多くの人が思っているより地味だ

そして基本成功しない

 

例えば自分はICチップに使われている半導体のようなものに関係する研究をしていて
クリーンルームというホコリを少なくした部屋にはいって作業することが多かったが

そこでは主にピンセットを使って1cm×1cmみたいなものを扱って作業をする

細かい作業で失敗すると1からやり直し

とぅーん
とぅーん
最初の方は何度もやり直した。。。

 

準備から測定までの一連の作業が1週間くらいかかるとして
一年で52回しかトライできない

これもものによるが実験は基本成功しない

とぅーん
とぅーん
そりゃそうだ、誰もやったことないことやってるのにそんな簡単に成功するわけがない

確率的な要因もあるし、スキル的な要因もある

確率的なってのは、なにも下手な鉄砲数撃ちゃ当たる

と言いたいわけではなくて、実験においては
なんだかよくわからんけど、ここらへんのパラメータを変えるとうまくいく

みたいなことが山程ある

そういうノウハウを積み重ねるためには数打つしかない
ここで、うんうんうなっていてもしょうがないのだ

もちろん何も考えないのは良くない

「どこをどう変えたらどう変わった」

これをひたすら繰り返して、微調整して、うまくいく条件を探る

 

実験系ということでここまで話してきたが
理論系でも似たような悩みがある

理論とはいっても、方程式みたいなのをひたすら解いているだけではなく
スーパーコンピュータみたいなものを使って計算させたりする

 

計算というと
電卓の計算とかで、ぱっと答えが出るもののイメージが多いかもしれないが
大量の計算をさせるので、平気で1日とか計算をさせる

そのためのプログラムを書いて
帰る前に実行しておく

翌日どうなるかな!てきてみたら途中のエラーでとまってる

そうなるとまた、計算式の見直し
計算が答えがでたとしても、なんかおかしい、なんてこともある

 

研究はとにかく

仮説→実験→失敗→検証

これを繰り返す
結構泥臭い作業

 

 

研究のためののべんきょうをする際は教科書の知識も必要だが
それだけでは不十分

最新の研究結果は論文を見ないと知ることができない

Google Scholarとういサイトで
論文を検索する

当然ほぼ全部英語
ここらへんを読んで実験のヒントとしていく

そもそも誰かがやっていたらそれは研究として価値がなくなってしまう

 

論文の数や、どんな論文誌にのっているかとかで
世界のトレンドとかもわかったりする

アメリカや中国、シンガポールなどの研究スピードは恐ろしい

 

自分の研究室の教授が言っていたが
以前なら、論文誌が海外で出版されて
それが日本で読めるようになるまで

3ヶ月とかそれ以上のタイムラグがあった
それが今やどこからでも出版した瞬間に見れる

なんなら出版前にみれる

研究の進行をかなり加速させている

 

ついでにいうと
Google翻訳さんが優秀なので
英語論文とかはGoogle翻訳で読んじゃうってのは結構あり

研究は仮説→実験→失敗→検証をひたすら繰り返す地道な作業

英語の論文読むことになるが、Google翻訳さんに手伝ってもらうのもあり

論文と発表

運よく実験が成功した

そうなると次はそれを発表する

学会とかで学生の発表に与えられる時間はせいぜい10分+質問5分

スライドにして10枚

これでいかに自分の研究はすごいのかを伝える!

こういうとちょっと誤解を招くかもしれないが
大切なのはインパクト

 

聴衆は基本発表なんて聞いてないし、スライドもみていない

そんな中で、以下に興味を持ってもらうか
パットでも印象に残してもらうか

それが大切になってくる
内容説明とういよりはまさにプレゼンテーション

ビジネスで使うスライドは、聞いてくれる前提で作るのに比べて
随分違うなと感じた

 

とぅーん
とぅーん
ちなみに修論発表は
発表20分の質疑30分という中々ハードなやつだった笑

 

発表ではインパクトといったが
論文などの文書では、めちゃくちゃ丁寧にロジックを積み上げる

 

門外漢の人が読んで論理がつながっているように最新の注意を払う

自分で文章作って教授に投げると

実に80%が赤字になって返ってくる!!!

80%が常にってわけではないが
本当にそれくらいのときもある

少なくとも50%くらい

 

特に日本語の文章は主語を省略することが多いが
論文ではあまりそれはしない

冗長に感じようが、そんなことは関係なくて
論理がつながっていることが大切

 

そういう作文をする機会ってのは中々ないし
それを見て貰う機会もなかなかない

 

言葉で正確に伝えようと思ったら
いかに文章を丁寧に構成しなければいけないのか?とういことがよくわかる

 

発表はだれも聞いていない前提で、興味を持ってもらうためにやる

文章で伝えるには、主述関係などの論理関係を徹底的に考える必要がある

まとめ

  • 時間の使い方は研究室それぞれなので注意!
  • 実験は仮説→実験→失敗→検証をひたすら繰り返す泥臭いもの
  • 論理のある文章を作るのは難しい

 

大学院で研究っていうとどんなことをやるんだろう?
てところと、そこから得た学びみたいなものを書いてみましたがいかがだったでしょうか?

 

大変なこともありましたが、こう振り返ってみると
結構楽しかったし、得たものも多かったなと思います

 

ただ、こんなこと教授に言うと戻ってきて!
て言われちゃうので内緒にしておきましょう笑

 

ここまで読んでいただきありがとうございました

 

体験から学びましたシリーズ↓

麻雀で学んだ人生に大切な確率の世界の3つのこと 趣味は何ですか? ときかれて自分が読書以外で答えるのが麻雀 大学生と大学院生の時間はほぼ全てこれに費やした (...

 

物理の面白さ

忌み嫌われる物理に光を!近代科学のはじまりの物語 大学生時代、塾講師のアルバイトをしていた 中高生は決まってこう言う 「物理がわからん、難しい、きらい」 ...