ほとんどの自己啓発に書いてあることがある
それは
自分の好きなことや嫌いなこと
得意なことや苦手なこと
なりたい自分や成し遂げたいこと
を明確にせよ!
ということ
私は、常々一個人が世界に貢献できることは、ただ一つ、その人が生まれてきた使命に気づき、それを生きることだけだと思う。それには『自分の好きなことをやる』。ただそれだけでいいと思う。好きなことをやっていれば、その人は幸せになる。幸せな人は周りを幸せにするパワーを持つ。(『ユダヤ人大富豪の教え』本田健)
自分は何を幸せと定義し、どこへ向かっているのかという価値観の言語化は、必要不可欠です。(『人生の勝算』前田祐二)
不安定で企業の寿命も短くなり終身雇用が約束されない現代では
会社に依存せずに、個としての価値を高めることが求められる
“個の時代”
とも言われるこの時代では
「自分が何者か?」ということをわかっていることが価値を持つ
それは仕事をしていく上でも大切であるし
情報や選択肢が多くごちゃごちゃした世の中で周りに惑わされないためにも大切である
生涯に多くの役割を経験するほど、一つの役割によってはアイデンティティが決まらなくなる。アイデンティティは、引き受けるものや親から受け継ぐものというより、丹念につくりあげるものになったのだ。そのプロセスでは、自分についての知識が大きな意味をもつ。(『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット)
ただ自分のことを知るって
簡単なようで実はとっても難しい
人生はそもそも、自分が夢中になるものを探す旅なのだから、人生を賭けるほど夢中になれるものを見つけることは簡単ではない。(『死ぬこと以外かすり傷』箕輪厚介)
それがわかってしまえば
人生の成功は半分達成したようなもんだ
今回は
そんな自己分析をするのにオススメの本を3冊紹介
自己分析をするための具体的なワークが豊富な3冊を選んだ
自己分析は、未来→過去→現在で
『自己紹介2.0』という本で
自己紹介をするときは「未来→過去→現在」で語ると良い
と紹介されている
・あなたはどんな未来をつくりたいのか。それはなぜなのか
・どのような未来をつくっていこうとしているのか。その根拠は何か
・未来に向かうためには何をすればいいのだろうか。
まず理想を掲げる
ビジョンを掲げる
このビジョンが人の共感を呼べるか、なんか面白そうだなと思ってもらえるか
何より自分がワクワクできるか
これが大切になる
次に過去を振り返る
自分のルーツを深ぼり、今までの経験を振り返ることで
自分の好きなことや得意なこと、その理由などが見えてくる
これが自分が掲げるビジョンの根拠になる
実績という面でも根拠となる
最後に現在
自分が今現在、何をしているのか、どういう人間なのか、どういうスキルを持っているのか
過去から未来までずっと変わらないものもここに含む
この視点で3つの本を選んだ
どの本も結局、過去・現在・未来全部振り返るが、
その中でもフォーカスの当て方がちょっと違う
『LIFE DESIGN』
何を成し遂げたいか?
という意味で未来への視点が大きいのが
『LIFE DESIGN』ビル・バーネット/デイヴ・エヴァンス
この本の目的は人生を設計(デザイン)すること
そのためにもちろん現在や過去を振り返ってはいくが
最終ゴールとしては
5年間の人生パターンを3通りつくってみて視覚化する
ということ
3通りの例としては
「今の人生がうまく行ったときの理想形」、「うまくいかなかったときの代替案」、「なんの制約もなかったときの理想形」など
ガチッと1つに決めうつのではなく、ちょっと今の状況から外れて未来を思い描いてみるってのがいい
単に文字に起こすのではなく、視覚化させるところまで導いてくれるのがよい
長さは5年になっていて
もちろんもっと長くてもいいと思うが
5年で考えるからこそある程度具体的に描くことができる
より詳しくはこちら
これ以外だと
やりたいことリスト100をつくる
ってのも未来を考えるときにいいワーク
また、人類必読の書『7つの習慣』では
「自分の弔辞でどう言われたいか?」ということなどから
自分の人生のおけるミッション(ミッションステートメント)を考える
ということも書いてある
『メモの魔力』
自分が影響をうけた経験など
過去のことを徹底的に振り返るための本が
『メモの魔力』前田祐二
本の中では著者の経験をもとに、以下に自己分析が重要かということが書いてある
そして、タイトルの通り、自分の思考を深めるための”メモ”の撮り方を紹介
最後に、前田さん自身がやったという1000こもの自己分析問題がのっている
その1000問の中には、過去・現在・未来のこと全部載っているが特に、過去の経験を振り返るとに役立つ
自分が好きだったこと、楽しかったこと、感動したこと、思い描いていた夢などなどを
幼少期、小学生、中学生、高校生、大学生、20代、30代・・・と時系列に沿って事細かく問うための質問が列挙されている
これを本の中で紹介されている
事実→抽象化→転用
という方法を使って自己像をつくっていける本
過去のことを知るには自分史作成ってのもおすすめ!
自分は就職の時に、自分史簡易版作って親にプレゼントした
『ストレングス・ファインダー』
自分の強みや特性など
今、にフォーカスしているのが
『さあ、才能(自分)に目覚めよう』トム・ラス
本のタイトルより、付属の自己分析診断の「ストレングスファインダー」が有名なこの本
今現在、というよりは「これまでも、これからも変わらないもの」にフォーカスしている
才能、資質というものは変わらない
という前提にたつと
資質がないもの(弱み)を克服しようとしてもどうにもならない
だったら資質があるものをより鍛え、真の強みにしていこう!という内容が書いてある
自分は何者なんだろう?何ができるんだろう?どんな強みがあるんだろう?
そんなことを考えるのにうってつけの1冊
より詳しくはこちら
まとめ
- LIFE DESIGNで未来を設計
- メモの魔力で自分のルーツ、原体験を探る
- ストレングスファインダーで、未来を実現するための自分の資質を把握
こんな感じで自己分析するといろいろクリアになるんじゃないでしょうか???
自分のことは知っているようでなかなか知らないものですよね
この機会にじっくり考えてみるのも面白いと思います
他の自己分析っぽい本としては
『20代で始める「夢設計図」』熊谷正寿
『ハーバードの自分を知る技術』ロバート・スティーブン・カプラン
などを読みました
ここまで読んでいただきありがとうございました