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本屋大賞、おすすめNO1をTwitterアンケートで決めてみた!

自分は本屋大賞作品に好きな作品が多い

そんな中で思いついてしまった企画が

「あえて決めよう本屋大賞人気NO1」

という企画

アンケートを使って実施し
全5回のアンケートでのべ900人の方に参加して頂いた

 

今回はその企画の概要と結果をご紹介

そもそも本屋大賞って何?て方はこちらの記事へ❗

【2020年版】本屋大賞歴代大賞一覧!全17作品基本情報と傾向分析まとめ 2004年からはじまって2019年で16回目となった本屋大賞 年々注目度があがっている本屋大賞の 大賞受賞作品に...

 

  • 本屋大賞作品が気になっているけどどれから読もうか迷っている人
  • 本屋大賞内での人気順がちょっと気になってしまう方

に読んでいただきたい記事

 

企画概要と趣旨

概要

本屋大賞はは2019年時点で16回開催されている

ということで予選として
4作品でアンケートを実施(3日間)×4回

最後にそれぞれの投票で一番票を集めた代表4作品でアンケート実施(3日間)

という形式

4作品の選び方は
1,5,9,13   2,6,10,14  みたいな4の割り算の余りにしてもよかったのだがそれだと予選で恩田陸さんの作品がぶつかってしまうこともあり、ちょっと別のルールで選んだ

 

アンケートは「#あえて決めよう本屋大賞人気NO1」

というハッシュタグで管理し、予選中はそれぞれの作品を1ツイートで紹介(その際、主観はいれすぎないように)という進行をした

趣旨

なんでも競争させるのって必ずしも好ましくない

この中で一番人気なのはどれなんだろう?
ていう興味はもちろんあったが

それ以上に本屋大賞作品を知ってもらったり
それら作品についての自分以外の感想を集めたかった

とういことで個別紹介ツイートも募集しながらだったのだが
これは中々集まらなかった><

それでもアンケート結果からは色々感じるものがあったのでそこらへんを振り返っていこう!

とぅーん
とぅーん
アンケート参加してくださったみなさん、ありがとうございました

投票結果

第1回投票

第1回投票は

第1,5,12,16回から

『博士の愛した数式』小川洋子
『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎
『鹿の王』上橋菜穂子
『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

 

記念すべき第一回の大賞受賞作品『博士の愛した数式』と
最新の大賞作品である『そして、バトンは渡された』

重厚なファンタジー『鹿の王』と
独特の世界観で根強いファンが多い伊坂さんの『ゴールデンスランバー』

結果がこちら

画像

他作品に倍以上の差をつけて
第1回大賞作品である『博士の愛した数式』が人気を見せつけるという結果

とぅーん
とぅーん
初代王者がさすがの貫禄をみせつけた

他3者は接戦で、たしかにこの3作品は雰囲気もちがく、それぞれにファンがいそうだな、と感じた

そもそも『博士の愛した数式』しか読んでいないという声もあった
第1回ということで出版されたのも古いし映画化もされていて、長さも短くとっつきやすさもある

とっつきやすそうだと思って読んでみたら
なんとも深く優しい世界観に引き込まれ好きになった、という方も多そうだ

 

第2回投票

第2回投票は

第2,6,11,15回から
『夜のピクニック』恩田陸
『告白』湊かなえ
『村上海賊の娘』和田竜
『かがみの孤城』辻村深月

復讐をテーマとしたちょっと怖いミステリだが好きな作品にあげる方も多い『告白』
合戦の描写など非常に爽快な長編時代小説『村上海賊の娘』

本屋大賞2度受賞かつ直木賞作家恩田陸さんの『夜のピクニック』
同じく直木賞作家の辻村深月さんの非常に人気な作品『かがみの孤城』

 

結果がこちら

 

大激戦を制して『かがみの孤城』が代表に

とぅーん
とぅーん
『かがみの孤城』やはり根強い人気

それに迫る勢いで人気だった『夜のピクニック』もさすがだが

読んでイヤになるミステリ、通称イヤミスといわれている『告白』がこれだけ票を集めているというのも特筆すべき点

爽やかな作品が多い本屋大賞作品の中で
決して爽やかではない上に、ミステリでもある作品だが改めてその人気を感じた

『村上海賊の娘』は文庫で4冊の長編である上に、時代小説というちょっとしたとっつきにくさもありやや苦戦

 

まだ文庫化していない『かがみの孤城』
それぞれの理由から学校に行かなくなってしまった子たちを主人公に
かがみの中の世界というファンタジックな世界で、ミステリのような謎をひそめつつ展開していくこの作品に元気づけられ勇気をもらった人は多いだろう

 

 

第3回投票

第3回投票は 第3,7,9,14回から
『東京タワー』リリー・フランキー
『舟を編む』三浦しをん
『天地明察』冲方丁
『蜜蜂と遠雷』恩田陸

直木賞本屋大賞同時受賞で人気も知名度も抜群の作品『蜜蜂と遠雷』に
これまた人気の『舟を編む』

映画にドラマに話題となった『東京タワー』
天を読み解き暦を作り上げる壮大なテーマの時代小説『天地明察』

結果はこちら!

画像

規則的には
第9回『舟を編む』ではなく
第10回の『海賊とよばれた男』だったのが
手違いで大激戦に

なんと同点!!!

Twitterアンケートではパーセンテージしかでなくて正確な値はわからないのだが
スマホでみると『舟を編む』のほうが1%多かった
さらに個別紹介も舟を編むのほうが多かったので
ここでの代表は『舟を編む』

とぅーん
とぅーん
なんとここで話題作『蜜蜂と遠雷』が姿を消した

ただその相手が『舟を編む』なら本望だろう

 

 

第4回投票

第4回投票は第4,8,10,13回から

『一瞬の風になれ』佐藤多佳子
『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉
『海賊とよばれた男』百田尚樹
『羊と鋼の森』宮下奈都

高校生陸上部という王道スポーツ青春小説『一瞬の風になれ』
出光興産の創業者を主人公とした熱き経営時代小説『海賊とよばれた男』に

ピアノ調律師が主人公でワクワクよりも穏やかが大きく勝つ青春小説『羊と鋼の森』
コミカルな短編ミステリと本屋大賞の中では少し異色な『謎解きはディナーのあとで』

結果はこちら❗

画像

代表は『羊と鋼の森』

とぅーん
とぅーん
優しさ、心地よさ、力強さを兼ね備えた『羊と鋼の森』も根強い人気

第1回目の投票結果と似て『羊と鋼の森』が他三者の倍以上という結果に
そして他3者もそれぞれのファンを集めた

 

最終投票

とぅーん
とぅーん
さていよいよ最終決戦!

4回それぞれの代表たちがこちら

『博士の愛した数式』小川洋子
『舟を編む』三浦しをん
『羊と鋼の森』宮下奈都
『かがみの孤城』辻村深月

接戦を制した『舟を編む』『かがみの孤城』に対し(どちらも接戦を演じたのは恩田陸さんの作品)
他と大きな差をつけた『博士の愛した数式』『羊と鋼の森』の4作品

とぅーん
とぅーん
こんなの選べない

そんな中でも選んでいただいて感謝

 

そして、最終結果

 

 

画像

『かがみの孤城』辻村深月

があえて決めよう本屋大賞人気NO1に輝いた

 

とぅーん
とぅーん
まだ文庫化もされていない新しい人気だが、本当に多くの読者の心を掴んだ作品なのだな、と改めて実感

 

まとめ

ちょうど16作品という
4択アンケートをやるのにベストなタイミングで集めてみたアンケートでしたが

あたらめてそれぞれの本を思い出しながらそれぞれの作品が好きな方たちの思いに触れる機会になりとても楽しかったです

読み直したい本、読んでみたい本など見つかりましたでしょうか??

 

ここまで読んで頂きありがとうございました

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