ビジネス書書評

令和時代を生きる人のための本5選

 

2007年6月29日

世界が変わった

この日が何の日かご存知だろうか??

 

 

 

そう、初代iPhoneの発売日だ

 

パソコンと電話のいいとこ取りをしたような端末に対し
世の中の多くの人は懐疑的であった

しかしそのデバイスが世界を激変させた

 

あらゆる人が常にインターネットに触れるようになり
どこでも誰でも情報を得ること、そして発信することができるようになった

このことによって世の中の構造が激変した

変化が激しく、先の読めない世界(VUCAな世界)となり
変化も激しく個別化も苦手な大企業の力が弱まった

YouTuberやフリーランサーなどが増え、会社に依存しない生活を志す人が増えてきて
個の時代とも呼ばれている

 

スマホでが世の中を激変させた今、すでに次のテクノロジーが迫ってきている
AI、ブロックチェーン、IoT、5G、AR/VR、クラウド、量子コンピュータなどなど

スマホが世の中の構造を激変させたように
これらのテクノロジーによって世の中はまた大きく変わらせられることになる
産業の構造が変わってくる

 

そしてもう1つ
“人生100年時代”というのもこれからの時代のキーワードだ
日本で言えば少子高齢化という問題とも大きく関わってくる

今の平均寿命が80歳程度
これが、平成生まれの人は100歳くらいになるというのだ

単に人生の長さが1.25倍になるのではない
このままだと稼ぎもなく仕事もないという老後、が20年から40年に
2倍になるのだ

少子高齢化と組み合わさって年金だってどうなるかわからない

そんな世の中で平成世代は親世代を真似て生きているわけには行かない

 

ということでこれらのキーワード

VUCA、個の時代、テクノロジー、人生100年時代などといったキーワードに関係する本を5冊紹介!

こんな方にオススメ

これからの時代を生きていく人

 

『ニュータイプの時代』

VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))な世界

で、働く人に求められる能力について書かれているのがこの本

『ニュータイプの時代』山口周

 

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』でも有名な山口周さん

VUCAな世の中では

予測を元に動くのではなく、行動しながら計画する必要があるし
一つの組織にとどまるのではなく組織間を超越する必要がある
世の中のルールではなく自分の倫理観を基準にする

 

もう一つのキーワードとして「解決策が過剰で、問題が希少な世の中」ということも言っている

そんな世の中では問題を定義できる人こそ価値がある
そのためには美意識や直感がより価値を持ち
そして周りと巻き込むためには共感を集めるWhyを語る必要がある

「役に立つ」市場から、「意味がある」市場にシフトしていく必要がある

 

こういった、働くにあたって新しく求められるスキルや考え方について書かれているのがこの本

より詳しくは以下記事で!

【書評】『ニュータイプの時代』山口周|問題が希少で予測不能な時代での考え方 世の中の変化は急速に激しくなっている そんな世の中で組織も人も変わる必要がある 新時代の人間に必要となる考え方がのっているのが本...

 

『LIFE SHIFT』

人生100年時代“という言葉を世に広めたのがこの本

『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット

 

 

稼ぎがない老後が2倍に増えると冒頭に言ったが

その対策にどうするのか?という発想をするのではない

教育(20年)→労働(40年)→老後(20年)という3ステージの人生モデルは終わり

 

と考えることこそが肝

3ステージの人生をベースに考えると人生100年時代では

教育(20年)→労働(40年)→老後(40年)は当然無理で

例えば

教育(20年)→労働(60年)→老後(20年)

みたいな感じになる

 

単に寿命が伸びるのではなく、健康寿命も伸びるのでこれも可能なはずだというわけだ

ただこれだと、労働がすっごく長い
仮に大企業の安定性が保たれていたとしても、飽きてしまうくらい長い

かつ、いくら健康寿命が伸びたからといって

20代と70代で同じような働き方は当然できない

 

てなるといわゆる”労働”をし続けるという考えではやってられない

そこで現れる

エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオワーカーというステージ

 

そしてそのようにステージが3から複数になる、マルチステージの人生では

変身するための資産というものが重要になってくる

変身資産は、自分についての知識、多様性に富んだネットワーク、新しい経験に対して開かれた姿勢、などがある

 

より詳しくは以下記事で!

【書評】『LIFESHIFT』リンダ・グラットン他|人生100年時代を楽しむための考え "人生100年時代"という言葉で、2017年の流行語大賞にノミネートもされた 『LIFE SHIFT』 今の...

 

『日本再興戦略』

テクノロジーを網羅的に、という感じではないが、テクノロジーも生かしつつこれからの産業などについて考えた本が

『日本再興戦略』落合陽一

 

ニュータイプの時代でも、美意識の重要性が言われているが
メディアアーティストでもある落合陽一さんもアートの重要性を語っている

テクノロジーによって、世の中がどのような方向に向かっていくかということを知れる1冊

(ちょっとこの文読んでお気づきの方もいるかもしれないが
やや記憶が曖昧なので、近々読みかえす)

 

『ビッグピボット』

とぅーん
とぅーん
3選の予定だったがおまけで2冊

テクノロジーが変化し、個人に求められる能力が変わるように

企業に求められることも変わってきている

そんなことが知れるのがこの本

『ビッグ・ピボット』アンドリュー・S・ウィンストン

 

 

かつては利益を求めるのが企業の役割であり
社会課題の解決を担うのは非営利企業であった

それが今では違ってきている

要員の1つがSNSなどによって隠せない世の中になっていることだ

利益だけを考えて何かよからぬことをしていると
例えそれが犯罪ではなく、かつては見過ごされていたようなことでも

SNSで一気に拡散され評判が悪くなってしまう

これは裏を返せば
今までは脚光を浴びなかった企業による社会貢献活動も周知してもらえるチャンスが増えたということだ

『ニュータイプの時代』で触れたように
今、役に立つ、から、意味がある、に市場がシフトしている

それに伴い優秀な人材も、意味があることを重視している

社会に大きな価値を与えているということが、優秀な労働者を魅了する
今までは非営利の活動と、営利活動を両立させるのが難しかったが

今は、それが簡単になっているというわけだ

詳しくはこちら

【書評】『ビッグ・ピボット』A.S.アンドリュー|社会価値と経済価値を共存させる企業のあり方 昨今、スターバックス、マクドナルド、ガストなどなど 飲食メーカーが続々とプラスチックストローの廃止を宣言した 「暑い・足...

『FACT FULLNESS』

未来を捉えるには、まず現在を知ることが必要

そして、情報社会を生き抜くには、正しく情報を扱うスキル、情報リテラシーが必要

 

現在のことを知りながら情報リテラシーも身に付けてしまうことができる本が

『FACT FULLNESS』ハンス・ロスリング

 

 

今の世界の平均寿命は?

低所得国にクラス女子の何割が、初等教育を終了するでしょうか?

 

これらの答えは多くの人が思う以上によくなっている

 

ニュースではネガティブなものが流れてばかりいるので
世の中が確実に良くなってきていることには気付きにくいが
確実に良くなってきている

 

先ほどのネガティブに捉えてしまうというのが
人間が情報を読み解く時に陥りやすい10の思い込みの1つ

ネガティブ本能

 

このように現在についての知識と、情報を読み解く時に陥りやすい思い込みを紹介してくれてる本

より詳しくはこちら

 

【書評】『FACTFULNESS』ハンス・ロスリング|今の世界を正しく捉え情報リテラシーを身につける 『FACTFULNESS』 (ファクトフルネス)  10の思い込みを乗り越え、 データを基に世界を正しく見る習慣...

 

まとめ

未来を知るにあたって

個の時代、VUCAな世の中、人生100年時代、テクノロジーという観点の本を紹介し

さらに企業も変わってきていること

そして、現在を知るための本を紹介させていただきました

他にも

<インターネット>の次にくるもの
未来の年表
働き方2.0 vs 4.0

や、各種テクノロジーに関する本などいろいろな本がある中で
今回は5冊選ばせてもらいました

何か気になるキーワードなどがあれば
手にとってみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでいただきありがとうございました

 

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